起業したら平常心を持って
経営者は、特に独立したばかりの頃、オーバーワークになりがちです。
最初は不安しかありませんので、ひたすら目の前の仕事に没頭してしまいます。
ある程度、余裕が出てきたとしても、一定の資金の目途、事業の安定性が確保できてくるまでは、人を雇うことはできませんし、頼れる人材もはなかなか集まりません。
そこで人の2倍3倍も働いてしまうというのが、現実ではないでしょうか。
多くの時間を仕事に充てていると「体は大丈夫?」と周囲は心配してきます。
寝る時間や食事の時間が確保でき体調面はいたって良好。
しかし、なによりも気をつけてほしいのはストレスです。
心の負担の方が問題です。
過度に負担のある仕事、リスクの大きい仕事、波長の合わない依頼、そして、業績に見合わない背伸びした事業は、経営者に強いストレスをかけます。
以前、あるスポーツ選手が試合中に派手なガッツポーズをしない理由の一つとして「試合では良い時もあれば悪い時もある。良い結果の出たとき、激しく喜ぶと、成績が悪い時は、それ相応の落ち込みが出てくる」と言っていました。だから過度に一喜一憂せず、平常心でいるためにガッツポーズをしないというようなお話でした。
「得意淡然、失意泰然」
事業経営も同じで、成長している事業でもずっと右肩あがりは、稀です。
良い時もあれば悪い時もあります。
上り坂と下り坂、そして“まさか”3つの坂を繰り返しながら成長していきます。
浮かれそうになったときや落ち込んだ時は、「だからどうした?」と自分に言い聞かせるようにしています。
禍福は糾える縄の如し
「だからどうした」とフラットな気持ちで、常に仕事に向き合っていけるようにしたいものです。
そのためにも税理士など専門知識の必要なことはもちろん、相談相手として一人で考えこまず、上手にその道のプロを活用していきましょう。
弊社では、社内に税理士、中小企業診断士、社会保険労務士、行政書士がおります。また提携の弁護士、司法書士、などもおります。
中小企業は自社で専門家を雇う余裕はない分、必要な時にスポットで専門家を依頼することをお勧めします。専門的なことをアウトソースすることで本業に注力し、業務を伸ばすことも可能となります。
ぜひ、本業に注力し、積極的に専門家のアウトソースをご検討ください。
下記に、会社設立後に必要な士業のご案内もあります。参考にしてください。